
LINEMO低速モード切り替えはできる?
節約モードとは、スマートフォンを低速通信に切り替えることで、契約プランのデータ通信量の消費を防ぎ、節約できる機能のことです。
LINEMOは節約モード機能がないので、低速モード切り替えでデータ消費を抑えることができません。
ただし、LINEアプリのみはギガフリーとなっています。
データ容量使い切るまでは、ずっと高速通信のまま
LINEMOは基本データ容量を使い切るまでの間は、ずっと高速通信のままです。
データ残量が残っている間に低速モードに切り替えてデータ消費をゼロにすることを節約モードと言いますが、LINEMOにはそのような機能がついておりませんので、データ消費を低速モードで抑えることができません。
ベストプラン | ベストプランV | |
---|---|---|
月額料金とデータ容量 | ~3GB:990円 ~10GB:2,090円 |
30GB:2,970円 |
通話料 | 22円/30秒 | 無料/5分 1回当たり5分を超える国内通話は、通話料が別途かかります(20円(税込み22円)/30秒)。 |
国内SMS利用料 | 送信:3~30円(3.3~33円)/1通、受信:無料 |
速度制限が2段階で節約モードなしは不利?
比較 | LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV |
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1段階目の速度制限 | 10GBを超え15GB以下の場合300kbps | 30GBを超え45GB以下の場合1Mbps |
2段階目の速度制限 | 15GBを超えた場合は128kbps | 45GBを超えた場合は128kbps |
LINEMOベストプランとLINEMOベストプランVは、基本データ容量超過時の速度制限が2段階となっています。
ベストプランは、10GBを超え15GB以下の場合300kbpsに速度制限がかかり、さらに15GBを超えた場合は128kbpsに制限制限がかかります。
ベストプランVは、30GBを超え45GB以下の場合1Mbpsに速度制限がかかり、さらに45GBを超えた場合は128kbpsに速度制限がかかります。
1段階目の速度制限はベストプランは300kbps、ベストプランVは1Mbpsありますが、2段階目ではどちらも128kbpsまで低下して極度に遅くなります。
128kbps | 動画視聴や大容量データのダウンロードには適していませんが、LINEやWeb閲覧といったテキスト中心の軽い用途には対応しています。 |
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300kbps | SNSやテキスト中心のWebサイト、音楽ストリーミングサービスなどを利用できる程度です。 |
1Mbps | メールやLINEなどのテキストのやりとりは問題なし。低画質であれば動画視聴もなんとか可能なレベルになる。使い方によっては無制限で利用できる速度です。 |
LINEアプリのトークはもちろん、音声通話・ビデオ電話のデータ消費もゼロ
LINEMOにはLINEギガフリーが標準で付いており、これはLINEが使い放題になるサービスです。
LINEご利用分については、月間データ通信量を消費することなく、使い放題(データフリー)で利用できます。
LINEMOは、LINEアプリのトークはもちろん、音声通話・ビデオ電話のデータ消費もゼロ。
データ容量が足りないために途中で通話に参加できなくなったり、時間を決めて通話をしたりする必要がありません。
バースト機能がない|速度制限時の最初の読み込みも速くない
バースト機能とは、高速通信のデータ容量がなくなり通信速度の制限がかかった状態でも、一定量の高速通信を行うことができる機能です。
スマートフォンが低速通信(通信速度制限)の状態でも、はじめの数秒間は高速通信が行えます。
LINEMOはバースト機能がないので、速度制限時にデータを初めて読み込む際に、一定のデータ通信量分だけ高速データ通信を適用することができず、低速時の読み込みをサポートしてくれません。
バースト機能メリットとは?
低速データ通信に切り替わってしまうと、本来なら一瞬で表示されるはずの軽いページの閲覧にも
大きな時間がかかってしまうというストレスがあります。しかし、「バースト機能」があれば、
軽いページなら素早く読み込みができるのでそんなストレスを軽減させることができます。
1Mbpsでできること|ベストプランV(30GBを超え45GB以下の場合1Mbps)
メール・チャットの場合はテキスト中心であり、受信に関しても送信と変わる点はありません。1Mbpsほどの速度があれば、問題はありません。
サイトの閲覧は、画像などが多く表示される、いわゆる「重い」サイトの場合、1Mbpsでは快適性が損なわれる可能性があるため、10Mbpsほどが必要です。
サービス | できること | できないこと |
---|---|---|
ウェブサイト閲覧 | テキスト中心のサイトなら十分 | 画像や動画を使ったデザインの凝ったサイトは遅くなる |
Youtube | ・480p(SD画質)であれば、快適に視聴できる ・360pであれば、場合によっては最後まで視聴できる可能性がある ・240pであれば、止まらずに視聴できる |
画質を高める場合(720p以上のHD画質)、1Mbpsでは不十分で、動画が途切れることがあります。 |
Zoom | Zoomのビデオ通話やグループチャットは基本的には問題なく利用できます。 | グループチャットや高画質の利用では途切れる可能性があります。 |
X(Twitter) | スムーズにスクロールや投稿ができる | 写真や動画を多く扱う場合は、表示やアップロードに時間がかかることがあります。 |
画像や動画の表示は基本的には可能 | 複数の画像を含む投稿の表示に時間がかかる場合があります。 | |
LINE | LINEのメッセージのやり取りや受信、ビデオ通話などに問題なく使用できます。 | 大量の画像や動画を送受信する際には、時間がかかることがある |
LINEMO節約モードがない不便な点
LINEMO節約モードがない不便な点
- データ節約できず、基本データ容量が足りなくなり追加チャージ料がかかる
- 低画質動画を長時間視聴など節約できる場面で節約ができない
- Twitterなどのテキスト中心のSNSの長時間利用の際にデータ節約できない
- テキスト中心のWEBサイトの閲覧で節約できない
- 月額料金を定額に抑えられない
- テキストが中心のサイトを閲覧するなど、簡単な用途のテザリングが気軽にできない
基本データ容量超過後の速度制限は月末まで解除されない
LINEMOは基本データ容量を超過後は、速度制限がかかりますが月末まで解除されません。
月の途中で速度制限がかかると残り2週間を低速通信で過ごすことになります。
速度制限で使い続けるとどうなる?
通信速度制限となった場合、低速のまま使い続けたとしても、追加料金が発生することはありません。
しかしLINEMOは、通信速度制限の状態でデータを使い続け規定値を越えてしまうと、さらに低速なインターネット通信にされてしまいます。 通信速度制限下でも、さらにインターネット通信が遅くならないように注意が必要です。
通信速度の回復に追加の料金|1GBあたり550円
ベストプラン | ベストプランV | |
---|---|---|
月額料金とデータ容量 | ~3GB:990円 ~10GB:2,090円 |
30GB:2,970円 |
追加チャージ料金 | 1GBあたり550円 | 1GBあたり550円 |
1GBチャージした場合の料金 | ~3GB:1540円 ~10GB:2,640円 |
30GB:3,520円 |
所定のデータ容量を使い切った場合、550円/1GBを追加購入することで、通常速度に戻すことができます。
LINEMOベストプランは10GBで2090円です。1GBあたり209円となりますので、追加チャージ料は2倍の料金となっており割高です。
データ通信を消費せずにインターネットを使用できない
節約モードがないことで、ネットのデータ消費をゼロにする選択肢がなくなります。
動画なら低画質で長時間視聴できます。SNSなら画像や文字の閲覧程度なら低速通信でも問題ないでしょう。
ネットで高速通信まで要らない場合に低速モード切り替えでデータ容量を守ることができないので、結果として基本データ容量超過するまでの時間を早めてしまいます。
デュアルSIMで、もう1つの回線を契約することになる
デュアルSIMとは、簡単に言えば1台のスマホにSIMカードを2枚挿して、2つの回線や電話番号を利用できる機能のことです。
LINEMOは節約モードがないので、LINEMOベストプランなら3GBでは少々物足りない方にとって不都合です。
かといって2段階目の10GBまで使うと1100円値上げされるので、2台目としてそれなら1GBや3GBのデータ通信専用プランを契約する選択肢があります。
デュアルSIMを使うポイント
- 電波が繋がりづらいところで、別のキャリアの回線を使用できるので、au回線やドコモ回線がおすすめ。
- ベストプラン10GBよりも3GBに抑えて、1GBや3GBのデータ専用プラン契約で料金節約になる
- デュアルSIMに対応していないスマホもあるので、事前に確認が必要
- スマホは各機種で対応周波数があり、利用する回線の主要な周波数に対応していない場合、電波がつながりづらい可能性がある